会長 関本正弘

去る5月19日の総会において、第5代会長に就任いたしました関本正弘でございます。長い歴史を有する上尾市国際交流協会の発展のために、力を尽くす所存でございます。

上尾市国際交流協会は、すでに設立以来20年以上の年月を数え、地域の国際交流のセンターとして、年々増加する外国籍市民と、日本人市民との交流の場を設けるなど、相互理解を図るための、多様なボランテイア活動を推進してまいりました。また、転入してきた外国籍の人たちが、一日も早く上尾市民として安心・安全な生活を送れるよう各種の支援活動も行っています。

まず交流に関する活動として、その月のテーマとなる国の出身者をお呼びし、お話を聴く「AGAサロン」、夏と冬に行われる「国際交流パーテイー」、「各国料理教室」、年1回の「バスツアー」等多彩な取り組みを行っています。ほとんどの活動が市の広報に紹介され、市民の誰もが参加できるものとなっています。

また、外国人を支援する活動の中心は、週2回開催される「日本語教室」です。そのほか、「多文化子育てお母さんの会」、「在住外国人のための生活勉強会」、お茶や生け花などの「日本文化の体験」等が支援活動として行われています。

そのほか、当協会の一大イベントとして、30か国以上が参加する「あげおワールドフェア」も毎年行っています。また、「ヒューマンライツミーテイング」への毎年の参加も、外国人の人権尊重を目的の一つに掲げる当協会のありかたに即した活動です。

国際交流協会の多くの活動は、会員のみならず、たくさんのボランテイアや市民の方々の協力が得られて初めて成り立つものです。これからもぜひご支援をお願いいたします。

今後外国籍の人の増加が予想される中で、私たちは国籍や、民族などの異なる人々と文化的違いを認め合いながら、上尾市民として共に生活していくことが、今まで以上に求められます。上尾市国際交流協会は、今後とも多文化共生の理念の実現に向け、組織を挙げて取り組み、外国籍の人にとっても、日本人にとっても、上尾は住みよい街だとおもわれるような街づくりに少しでも貢献したいと考えております。今後とも関係各位のご支援ご協力を心からお願い申し上げます。